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2022年

12月9日~12日

山行報告in黒法師岳

H沼、N西、U村、K田


初冬山行を静岡県の黒法師岳で行いました。

今回は前身のワンゲルに所属されていた3回生が初めて新体制に加わった山行です。



 今回の行程は↓

 12月9日(金)摂南大学・深夜、レンタカーで出発。

 12月10日(土)登山口は水窪の野鳥の森・鶯の森。戸中山や麻布山、バラ谷の頭などを通り黒法師岳に登頂。テント泊装備で行動し、幕営地はカモシカ平。

 12月11日(日)翌朝、部長だけ丸盆岳に登頂。ヤレヤレ平から戸中川林道ゲートに下山。運転手とコンタクトが取れず、水窪ダムまで徒歩にて移動。車に乗り、途中で湯谷温泉に寄り道。

 12月12日(月)0時~3時、各々都合が良い所で解散。



 繰り返しますが今回は前身のワンゲルに所属されていた3回生が加わり、新体制に変わってからは初めての山行です。彼らは休部のような時期に近隣の山は登られているということもあり、また話すと長くなりますが、バイトと課外活動団体において接点を持つ先輩に「登山口まで送ったるよ」と提案していただので、南アルプス深南部の黒法師・丸盆岳にしました。前身も合わして部としては初のエリアです。ちなみに、30~40年前の当部は黒法師岳から東に約15キロ離れた寸又峡から南アルプスを縦走し、北岳や甲斐駒ヶ岳に踏み入れていたそうです。



 12月9日(金)

 各々都合が良い所で集合です。今回は摂南大学付近と寝屋川市駅で集合でした。約5時間の移動。寝れるか心配でしたが、広い車だったこともあり快眠だったそうです。



 12月10日(土)

 途中のSAでワールドカップを見ながら移動していました。早朝7:30野鳥の森・鶯の門で運転手とお別れです。最後まで下山口を戸中川にするか寸又峡にするか迷いましたが、変更して食い違うと大変なことになりそうだったので、予定通り戸中川林道ゲートで合流となりました。



 8:10登山開始です。

 今回は12~18kg程度担ぎます。麻布山や戸中山、前黒法師岳など眺望がずば抜けて素晴らしくありません。しかし、深南部らしくかなり静かな登山道です。13時頃、バラ谷の頭に到着です。ここの近くが本州最南端の標高2000mになります。景色は最初の写真でして、富士山と黒法師岳・丸盆岳と望めて、頗る景色が良かったです。ちなみに、ここでテント泊ができるスペースがあり、計画段階ではここにするか迷いました。プライベートで泊まってみたいですね。



 ここから黒法師岳の核心部です。藪漕ぎをしながらの急登に加え、残雪もあり、かなり苦戦しました。予定時刻より少し遅れましたが、無事黒法師岳登頂です。



 ここから1時間ほどで幕営地のカモシカ平です。日の入り間近で急いでいたため、テントを風が強い所で設営してしまい、さらにフライシートを反対に張ってしまいました。また、ペグを打たなくても大丈夫だろうと判断してしまいました。真夜中に風が強くなり、寒かったですが部長がペグを打つ終いになってしまいました。自業自得です。



 けれども、テント内ではとても楽しかったです。3回生が豚肉を大量に担いでいただき、豪華なキムチ鍋パーティーになりました。



 12月11日(日)

 この日はゆっくり出発だったので、皆眠っていました。しかし、日の出がやっていたため、部長が後輩を無理に起こして見に行きました。

 また、丸盆岳に登る予定でしたが、体力が持たないということを考え、部長のみがピークに行きました。



 9時頃出発。

 全体的に下るがメインです。ヤレヤレ平を経由し、戸中川林道に下りました。

 ゲートまで徒歩3時間、退屈だと思っていましたが、意外とこの道を歩いている時に多数の登山道を発見し、夢が膨らみました。



 また、水量の多い滝を見物し、天然記念物動物のカモシカと遭遇したこともあり、あっという間にゲートに到着しました。



 15時にゲートで集合と運転手とコンタクトを取っていましたが、1時間経っても来ません。仕方なく水窪ダムのほうまで歩き、1時間半後にパトカーに誘導されて出会いました。



 出発予定時刻より遅れましたが、温まりたいということもあり湯谷温泉に寄りました。


 12月12日

 日付が変わったころに都合が良い所で解散となりました。



 この山行から、車でのアプローチする時、また待ち合わせをして登る時に、車側の都合もかなり考えなけえればならないと反省しました。もし寸又峡に下りるという決断が登山口に着くまでにできていれば、警察のお世話にならなかったでしょう。

 また、コースタイムを考える時もテント泊なら日帰りより一層余裕を持つようにしないといけないと分かりました。早秋・晩秋・初冬とも15時までに下りれなかったので、来年以降の計画を作る時に参考にします。そして、春ごろ部員に歩荷を課して体力向上を目指します。

 今年度、摂南ワンゲルのテント泊山行はこれで最後の予定です。


 お疲れ様です。

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